Komorebi木漏れ日
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PERFECT DAYS

ヴィム・ヴェンダースの静かな傑作 — そして、東京のトイレ清掃員がデザインについて教えてくれること。

森のベンチに座った青いつなぎの男性が、木々のあいだの光を見上げて微笑んでいる。

ヴィム・ヴェンダース監督の『PERFECT DAYS』(2023年)は、東京で公共トイレを清掃する平山という男を追いかけます。劇的な出来事は何も起きません。彼は目を覚まし、植物の世話をし、カセットテープを聴き、木漏れ日を写真に収め、静かな誇りとともに仕事をします。

手仕事を描いた映画のなかで、私たちが観たいちばん美しい作品のひとつです。

日常のなかの美しさ

平山は評価を追いかけません。彼が意味を見いだすのは、繰り返しのなかです。同じ道順、同じ道具、同じ小さな儀式。彼のトイレに塵ひとつないのは、誰かが見ているからではなく、その仕事そのものに価値があるからです。

それはひとつのデザイン哲学です。良い仕事は、清潔なトイレと同じように、日々を支えるインフラです。多くの人は拍手を送らないでしょう。それでも、非の打ちどころなく機能し、考え抜かれていると感じられ、使う人を尊重するものであるべきです。

スクリーンのなかの木漏れ日

この映画のタイトルシークエンス — 木々を抜ける陽の光と、綴られていく komorebi という言葉 — は、飾りではありません。それが作品の主張そのものです。不完全で、生きているものを通して濾された光。気づくのに忍耐を要する美しさ。

私たちは、その感覚にちなんでスタジオに名前をつけました。『PERFECT DAYS』は、その理由を思い出させてくれます。最良の仕事は、自らを誇示しません。ただ、光を通すだけです。

小さな暮らし、満ちた暮らし

平山の世界は小さなものです。狭いアパート、数人の友人、気負いなく気にかける姪。けれど、それは完結しています。彼は昼休みにフォークナーを読みます。駐車場の影を、大聖堂のステンドグラスのように撮ります。

中小企業にとって、この重なりはそのまま当てはまります。満ち足りた存在感を持つために、多国籍企業のように見える必要はありません。必要なのは、明快さと、心配りと、まぎれもなく自分のものであるなにかです。

まだ観ていなければ、静かな夜を見つけてください。朝の習慣の見え方が、きっと変わります。

いちばん良い光の中へ、進みませんか

ここに何か響くものがあれば、プロジェクトについてお聞かせください。応対するのは受付窓口ではなく、つくり手本人です。